- 霞
- かすみ【霞】(1)空気中に浮遊するごく小さな水滴・ちりなどのために, 遠くのものがはっきり見えなくなる現象。 また, そのために, 山腹などに帯状に見える薄雲のようなもの。 普通, 春のものをいう。 ﹝季﹞春。
「~がたなびく」
→ 霧(2)(「翳」とも書く)視力が落ちたりして, 物がぼんやりとして見えること。「目に~がかかる」
(3)朝焼け。 夕焼け。 [和名抄](4)酒の異名。「~を入るる徳利一対/大句数」
(5)「霞網(カスミアミ)」に同じ。(6)「霞割り」に同じ。~に千鳥〔霞は春のもの, 千鳥は冬のものであることから〕釣り合わないこと, またはありえないことのたとえ。「雲にかけはし~/浄瑠璃・日本武尊」
~を食・う〔仙人は霞を食って生きると信じられたことから〕俗世間を超越して生きる。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.